麻雀とは人生なり。さあ麻雀を始めよう。
今回は麻雀の面白さについて述べることにする。
結論から言おう。
麻雀がなぜ面白いのか、それは
麻雀と人生はほぼ同じだからだ。
麻雀のどこが人生なのか。
論理的思考力が必要なゲームとよく言われるがそれだけじゃあない。
何度も言う。人生そのものなのだ!!
次の3点が理由だ。
①3つの視点から物事を捉えることが必要
②勝負勘が必要
③結局は運ゲー
詳細に述べていこう。
①3つの視点から物事を捉えることが必要
麻雀と人生は3つの視点が必要。
それは
自分の視点
相手の視点
客観的視点(神視点) の3つだ!!
麻雀は将棋や囲碁のような完全情報公開ゲームではない。
盤面にある情報は一部で、全てを知ることはできない。
現実世界も同じで、自分が知っていること・持っているスキルは
世界のごくごく(×10000)一部でしかない。
限られた情報しか与えられない状況下で、
自分のスペック(配牌、手役)を活かし
社会全体の流れ(川、山)を読み
他者との関わり(他家の動向)を通じて
最適解を出そうとするのだ。
その際、
「自分の手をどう作るのか」 だけでなく、
「自分の手は相手にどう見えているのだろうか」 と考える。
相手の手を読むだけでなく、
相手の視点に立って、
相手は 「どういう手に見せようとしているのか」 まで考える。
そして、各々の立場になって考えたあとで
もう一度俯瞰して、客観的に盤面を捉えることが大事になってくる。
②勝負勘が必要
麻雀にも人生にも
「絶対に負けられない戦い」や「絶対に失敗できない仕事」がある。
負けられないときは、中途半端な結果はいらない。
現状維持なんていらない。当たって砕けろだ。
逆も然りで、絶対に失敗できない場面もある。
現状維持で上々なら「引き」だ。
これと同じで、社会で成功している人は
自分がつぎ込めるリソース(ヒト、モノ、カネ、ジカン)を
「ここだ!」と思ったところに注力していると思う。
有名ドコロだと、サイバーエージェントの藤田社長なんかもそうだろう。
藤田社長はあるインタビューでこう答えている。
「(経営やビジネスの)ほとんど全てのことは押し引きで決まるが、麻雀もそうだ。勉強になる局面が次から次へと現れる。この判断は学校では教えてくれない。」
こんな本を出してしまうぐらいの麻雀好き。
サイバーの社員は少し呆れていた(笑)
押すべきところで押し、引くべきところで引くことができる人。
そんな人生巧者は麻雀も間違いなく強いのだ。
③結局は運ゲー
運ゲー。もうこれ。人生そのものでしょ。
麻雀において 実力:運 = 4:6 とか 3:7 とか言われる。
ただ、それは中長期でリーグ戦をやったときとかの話。
1半荘なら筆者がトッププロに勝つことだって全然可能性がある。
そこが他のスポーツやボードゲームとの大きな違いじゃないかな。
今まで色々書いてきたけど、結局は運で全て解決できちゃうときもあるのだ。
生まれもった環境や容姿・資質などはほとんど変えられないし、
全然そんなつもりないのにどんどん出世していくこともある。
麻雀には天和・地和なんて役があって、
簡単に言うと、牌を配られた時にアガれる状況なら勝ちだ。
その席に座ってる人間が牌を握れない赤ん坊でもできちゃう役。
これもう運ゲーの極みですよね。
でもそんなこんなの理不尽を乗り越えて、
何とか実力を付けて、埋められない差を埋めていこうとする。
悲しいかな、人生なんだよなぁ。(勝ち確の環境に生まれたかった...)
以上、底辺大学生のまだ20年そこらのうっすい人生にもとづく
「麻雀=人生論」であった。
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今、AbemaTVの麻雀チャンネルで「Mリーグ」という
麻雀プロ対抗のリーグ戦が行われている。
ぜひ彼らの闘牌をみてほしいと思う。
麻雀人口が増えて、「麻雀は汚いギャンブル」というイメージが払拭され
「高度な頭脳スポーツ」というイメージが定着する日を願っています!